政治と金融 2022 6 11

「今回の物価高に金融政策の出番はない」
 世界的な物価高に関しては、
金融政策の出番はありません。
 なぜならば物価高の原因は、
原材料の高騰が原因だからです。

(原油と天然ガスの高騰)
資源開発を積極的に推進して供給を増やす。
(鉄鉱石と石炭の高騰)
同じく資源開発を積極的に推進して供給を増やす。
(食糧の高騰)
農地の開発を積極的に推進する。

 こうしてみると金融政策の出番は全くないと
言ってよいでしょう。
 ただし、政治が仕事をしたくないという理由で、
金融当局に仕事を押し付けられる場合があるでしょう。
 その場合は、利上げという金融政策になりますが、
スタグフレーションを招くでしょう。
 インフレの時に、なぜ利上げをしなければならないか、
その理由を国民に説明していないのです。
 今回の利上げは、
「教科書に書いてあるから利上げをする」というレベルの説明です。
 正しい説明は、利上げによって、
「人工的な不景気」を引き起こす。
利上げは経済活動の阻害要因になるからです。
 不景気になれば需要が減るので、
物価高が収まるという方法です。
つまり、需要側に焦点を当てた方法です。
 しかしながら、今回の物価高は、
供給側の問題で発生しているのです。
つまり、供給を増やす政策を実施すべきです。
 需要側に責任はなく、
供給側に問題があるのです。






















































































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